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2012年04月05日

●ベルリンのネフェルティティ像(吉岡ゆうこ)

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*ネフェルティティ像のポスターから(部分)

3月ドイツのベルリンに行って来ました。目的は博物館島にあるペルガモン博物館で、トルコのペルガモンから持ち去られたゼウスの祭壇の写真を撮ることと、新博物館にあるエジプトから持ち去られたネフェルティティの胸像の写真を撮ることでした。残念ながらネフェルティティは撮影禁止になっていて、その美しい姿を眺めることしかできませんでした。ネフェルティティはエジプトの美の象徴です。ネフェルティティは、エジプト新王国時代のファラオだったアメンホテプ4世の正妃で、この胸像は紀元前1345年に製作されたものとされています。エジプト時代、太い濃いアイラインは、化粧品としてだけではなく強い日差しや眼病から目を保護する医学的な効用も備えていました。顔料である黒い「メスデメト」の材料である方鉛鉱や輝安鉱には殺菌作用やハエを防除する効力があり、古代エジプトの眼炎には「メスデメト」が薬として使われていました。古代エジプトの目のお化粧は、美しさとともに目を守るものであり、生活に欠かせないものでした。

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*博物館島の建物はギリシャ神殿の様式

ベルリンはドイツの首都であり大都市です。街には24時間営業の薬局もあり、いつも行く南ドイツとは少し違っていました。鉄道も発達し、Sバーン、Uバーンがくまなく張巡されています。そのような大都会にいても薬局はここだよという電柱をいたるところで目にしました。薬局の看板が一番目立っていたように感じます。ドラッグストアのDMにはいると、やはりメールオーダの機会が設置してありました。

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*ベルリンのマスコット~ベアをアレンジした薬局の看板