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2012年09月23日

●9月の薬局ディスプレイ「ヒルシュアポテーケ」ハイデルベルク

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9月になってヒルシュアポテーケのディスプレイは、薬ではなく基礎化粧品類が並びました。休暇から帰ってきた人が日焼けで荒れたお肌を手入れする時期だからかもしれません。
ドイツには薬局で販売されている化粧品があります。それらの製品は主に基礎化粧品や洗顔料などで、価格も比較的高いのですが、アレルギー体質といった敏感肌を持つ人や有機栽培の原料から作られた化粧品を求めるといった健康志向の高い人が購入するようです。
ウィンドウに記された言葉“La Vie en Rose”というのはフランス語で「バラ色の人生」。有名なシャンソン歌手エーディト・ピアフの代表歌としても有名です。ピンクのフラミンゴに囲まれて、シャンソンでも聴きながら、お肌の手入れをする…。ここに並ぶ商品は、魂を健康にする化粧品ですね。(ドイツ在住・中村典子)

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*ヒルシュ(Hirsch)とは鹿のことで、この薬局のロゴには鹿が表されています。

2012年09月04日

●8月の薬局ディスプレイ「グライフアポテーケ」ハイデルベルク

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休暇というのはドイツ人にとって最重要行事です。土日を入れると年間6週間の有給休暇が一般的で、子供がいる家庭では6週間もある夏休みには2~3週間の休暇に出かけます。薬局もこの時期になると、休暇用薬箱の中身でショーウィンドウを飾ります。下痢止め、鎮痛解熱剤、整腸剤、消毒スプレー、傷薬といった一般的な薬のほかに、日焼け止め、虫除け、筋肉痛を和らげる軟膏などが並びます。
ハイデルベルクのグライフアポテーケのディスプレイには世界地図、また薬の中には風邪薬、咳止めも飾られていました。ここに並ぶ薬を持ってすれば世界中どこへでも出かけていけるということでしょうか。
(ドイツ在住・中村典子)