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2014年05月01日

●4月の薬局ディスプレイ 「ウニヴェルズィテーツ・アポテーケ」ハイデルベルク

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*Universitäts Apotheke

昨年の夏に紹介したウニヴェルズィテーツ・アポテーケに再登場していただきます。昨年はライオンの剥製で道行く人の注目を引きつけました。今回は大きな登山靴とそこから出ている不思議な草(?)が薬と共にショーウィンドウに現れました。道行く人が立ち止まって見入っていました。一瞬「これは何?」と思いますが、その上にある“Fußpilz?”(水虫?)という言葉と、赤く毒々しいキノコの絵から「アッ、そうか」ということになります。
2枚ある説明書きの1枚には、水虫から起こる爪白癬による爪の変化をあげ「サンダルを履くシーズンには隠せません、放っておいても絶対に治癒しません」と続きます。もう1枚には、水虫の症状、原因、進行するとどうなるかという警告が記載され「当薬局では水虫に対する効果的な治療法や予防法をアドヴァイスします」と締めくくっています。昔は不治の病(?)だった水虫も、今日では完治します。しかし治療には数週間から数ヶ月かかるということで、4月から始めて丁度夏の休暇に間に合うということから、今、このディスプレイなのでしょう。
水虫という、人に言えない悩みを持つ人は多いと思いますが、このディスプレイはおおらか、かつユーモラスで「ここの薬剤師にちょっと相談してこようか」という気持ちにさせるかもしれません。(ドイツ在住・中村典子)

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*おおらか、かつユーモラスなディスプレイ